
★2025年9月の星空情報
夜空を見上げると、頭の上近くには夏の大三角がまだ目立っています。こと座のベガ、わし座のアルタイル、はくちょう座のデネブです。はくちょう座のデネブから、十字の並びに星をたどってみてください。これが北十字ともいわれる星の並びで、翼を広げて飛ぶはくちょうの姿が想像できます。
東の空からは、秋の四辺形が昇ってきています。ペガスス座の胴体部分にあたるため、ペガススの四辺形ともいわれます。この秋の四辺形の西側の辺を南へ伸ばした先に、ポツンと輝く一等星が見つかります。これは、みなみのうお座のフォーマルハウトです。「秋のひとつ星」といわれる、秋の星座の中で唯一の一等星です。
9月8日未明から明け方にかけて、月が地球の影に入って輝きを失う皆既月食が全国で見られます。中心時刻は 午前3時12分です。
深夜には土星も昇り観察の好期です。今年の土星は傾きが小さく環は直線状に見えます。

★ ぜひ探してほしい星たち
| 土星 | リングのある惑星です。肉眼では一等星ほどの明るさで輝いて見えます。 |
| 夏の大三角 | こと座の一等星ベガ,わし座の一等星アルタイル,はくちょう座の一等星デネブでつくる大きな三角形です。 |
| 秋の四辺形 | 2 ~ 3 等星4 つでできる四角形で、夏の大三角ほどは明るくありませんが、まわりに明るい星が少ないので、意外と目立ちます。秋の星座を見つける目印になります。 |
| M2, M15球状星団 | 秋に見やすい大型の球状星団です。数万個もの星がぎっしり集まっています。 |
★9月の天文現象とこよみ
| 7日 | 白露 | 二十四節気の一つで「しらつゆが草に宿る頃」とされます。 |
| 8日 | 満月 | 月の明るい夜です。 |
| 8日 | 皆既月食 | 満月が地球の影に入って輝きを失う皆既月食が全国で見られます。 部分食の開始 01:27 皆既の開始 02:31 月食の最大 03:12 皆既の終了 03:53 全過程の終了 04:57 |
| 14日 | 下弦の月 | 夜明けの頃、南の空で半月が輝きます。 |
| 15日 | 敬老の日 | 国民の祝日です。 |
| 21日 | 土星が衝 | 土星と太陽の間に地球が位置し、観察の好期となります。 |
| 22日 | 新月 | 月明かりのない夜です。 |
| 23日 | 秋分の日 | 昼と夜の長さがほぼ同じになる日です。太陽は、ほぼ真東からのぼり、真西に沈みます。国民の祝日です。 |
| 23日 | 海王星が衝 | 海王星と太陽の間に地球が位置し、観察の好期となります。 |
| 30日 | 上弦の月 | 日没の頃、南の空で半月が輝きます。 |
★惑星★
・ 水星は、太陽の方向に近く、観察に適しません。
・ 金星は、明けの明星として明け方の東の空で圧倒的な明るさで輝きます。明るさは-3.9等級です。
・ 火星は、日没直後の西の低空で観察条件はよくありません。明るさは1.6等級です。
・ 木星は、ふたご座にあり夜半頃から明け方にかけて観察できます。明るさは-1.8~-2.0等級です。
・ 土星は、日没後まもなく昇り一晩中見られます。観察の好期です。明るさは0.7等級です。





