施設の沿革

星空学習館の沿革

佐賀市星空学習館は佐賀市の南西部郊外にあり、2016年(平成28年)4月にオープンしました。建物、施設は屋上に天文台を備えたコミュニティセンターとして1992年(平成4年)3月に建てられたものを引き継いだものです。佐賀市周辺では唯一の市民に開かれた天文台をもっと有効活用しようという各方面の声を受けて、社会教育施設として再スタートしました。

屋上にはタカハシ製の20㎝屈折、12.5㎝屈折、プロミネンス観察用10㎝屈折望遠鏡を収めたドームのほか、移動観察用の25㎝ドブソニアン、10㎝屈折、フジノン15㎝双眼鏡、その他小型双眼鏡等を屋上に持ち出したり、出前教室に使用しています。佐賀平野の開けた視界の下、有明海に近い南の空は比較的暗い空を得ており、カノープスが4度の高度で、楽に観察できます。当館は、3つの学習室、資料室、軽スポーツが出来る多目的ホールがあり、地域のさまざまな文化系サークルやスポーツサークルの活動に利用されています。

当館は佐賀市の指定管理者の下、一般社団法人「佐賀天文協会」が管理運営をしており、天文・科学の体験を通して学ぶ機会を提供することを目指しています。毎週金曜・土曜の夜には、無料で参加自由の星空観察会を開いています。また学校や団体の希望に応じて星空教室を開くほか、学校の授業や各種団体や施設の要望に応じた出前の星空教室をしております。さらに春、夏、冬休みや5月の連休には天文・科学の観察や実験、工作などの教室を開くほか、七夕、中秋の名月、クリスマス等の季節のイベントにはコンサートなどをからめて、楽しみながら学ぶ機会を作っています。

佐賀市星空学習館は、科学の普及に情熱を持つグループや人々の力の輪で運営されております。当館は9時から21時(金曜・土曜は22時)まで開館しており、月曜日(祝日の場合は翌日)が休館日となっております。

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