1月の星空情報

■2019年1月の星空
全天で21個ある一等星のうち、冬の星空では7つも一度に見ることができ、とてもにぎやかな夜空です。おおいぬ座のシリウス、オリオン座のベテルギウス、こいぬ座のプロキオンという一等星を結ぶと、冬の大三角ができます。また、おおいぬ座のシリウス、オリオン座のリゲル、おうし座のアルデバラン、ぎょしゃ座のカペラ、ふたご座のポルックス、こいぬ座のプロキオンという一等星6つを結ぶと、夜空に大きな六角形ができます。これが、冬の大六角形・冬のダイヤモンドです。
一等星のほかにも、冬の夜空には肉眼や双眼鏡などで気軽に楽しめる星雲・星団があります。1月中旬21時ごろ、南の空高く、頭の上そばに、5~6個の星がぼんやりと集まって見える場所があります。これが、M45すばる(プレアデス星団)です。また、オリオン座の三ツ星の下、ぼんやりとオリオン大星雲も輝いています。オリオン大星雲は星の生まれる場所です。このほかにも、望遠鏡で楽しめる星団もたくさんあります。
夜は凍てつくような寒さですが、十分に暖かくして、きらびやかな星空を楽しんでくださいね。

 

★ 
新月(6日)、上弦(14日)、満月(21日)、下弦(28日)
★ 惑星
【水星】水星は日の出前の南東の低空にあり、見かけ上太陽に近く、観察は難しいでしょう。
【金星】金星は「明けの明星」として、日の出前の南東の空、-4.5~-4.3等級もの明るさでとても目立っています。
【火星】火星はうお座を東に移動し、日没後の南西の空、0.4~0.9等級でだいぶ暗くなってきました。
【木星】木星は日の出前の南東の低い空にあり、-1.8~-1.9等級の明るさで目立っています。
【土星】土星は太陽のすぐそばにあるため、見ることは難しいでしょう。
【天王星】天王星はうお座で、5.7等の明るさで観察シーズンはそろそろ終わりです。望遠鏡ではブルーの姿を見ることが出来ます。
【海王星海王星はみずがめ座にありますが、望遠鏡で小さな青い姿がわかる程度です。観察シーズンはそろそろ終わりです

 

TOP