2019年5月の星空

★ 5月の星空
北の空を見上げると、7つの星がひしゃくの形に並んだ北斗七星が輝いています。北斗七星のひしゃくの持ち手をカーブにそって南へのばすと、オレンジ色に明るく輝くうしかい座の1等星アルクトゥールス、その先に、おとめ座の1等星スピカがあります。さらにカーブを南へのばすと、4つの暗い星が台形に並んだところがみつかります。これがからす座です。北斗七星から続くこのカーブを春の大曲線といいます。また、アルクトゥールス、スピカと、しし座の2等星デネボラを結んでできる三角を春の大三角とよびます。
下旬になると、夜9時過ぎ、南東の空からひときわ明るく輝く星が昇ってきます。太陽系最大の惑星、木星です。望遠鏡では、表面の縞模様や、木星のまわりをまわる衛星も見ることができます。
★ 5月の天文現象とこよみ
1日 休日 :国民の祝日です。
2日 八十八夜 :立春から数えて88日目です。
休日 :国民の祝日です。
3日 憲法記念日 :国民の祝日です。
4日 みどりの日 :国民の祝日です。
5日 新月 :月明かりのない夜です。
こどもの日 :国民の祝日です。
6日 立夏(りっか):二十四節気の一つで、暦の上ではこの日から夏になります。
みずがめ座η(エータ)流星群がピークのころ:夜明け前、1時間当たり5~10個程度の出現でしょう。
休日 :国民の祝日です。
12日 上弦の月 :日没の頃、南の空で半月が輝きます。
19日 満月 :月の明るい夜です。
21日 小満(しょうまん) :二十四節気の一つで、「草木が成長して茂るころ」です。
27日 下弦の月 :夜明けの頃、南の空で半月が輝きます。
★ 惑星
・水星は日の出前の東の低空にありますが、高度が低く見つけにくいでしょう。
・金星は「明けの明星」として、日の出前の南東の低空-3.9等級の明るさです。
・火星はおうし座からふたご座へ移動し、日没後の西の空、1.6~1.8等級で、今シーズンは見納めです。
・木星は21時を過ぎると東の空から昇ります。-2.5~-2.6等級の明るさで目立っています。
・土星は日の出前の南東の空にあり、明るさは0.5~0.3等級です。
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