2022年9月の星空情報


★2022年9月の星空情報

南の空には木星と土星が輝きます。 夜空を見上げると、頭の上近くには夏の大三角がまだ目立っています。こと座のベガ、わし座のアルタイル、はくちょう座のデネブです。はくちょう座のデネブから、十字の並びに星をたどってみてください。これが北十字ともいわれる星の並びで、翼を広げて飛ぶはくちょうの姿が想像できます。

東の空からは、秋の四辺形が昇ってきています。ペガスス座の胴体部分にあたるため、ペガススの四辺形ともいわれます。この秋の四辺形の西側の辺を南へ伸ばした先に、ポツンと輝く一等星が見つかります。これは、みなみのうお座のフォーマルハウトです。「秋のひとつ星」といわれる、秋の星座の中で唯一の一等星です。

★ ぜひ探してほしい星たち

木星 太陽系最大の惑星です。望遠鏡では、表面の縞模様や、木星の衛星も見ることができます。
土星 リングのある惑星です。肉眼では一等星ほどの明るさで輝いて見えます。
夏の大三角 こと座のベガ、わし座のアルタイル、はくちょう座のデネブでできる三角形です。

★9月の天文現象とこよみ

4日 上弦の月 日没の頃、南の空で半月が輝きます。
7日 白露 二十四節気の一つで「しらつゆが草に宿る頃」とされます。
10日 中秋の名月 旧暦8 月15 日の月を中秋の名月といいます。中秋の名月は必ずしも満月とはなりませんが、今年は満月と同じ日になります。
満月 月の明るい夜です。
17日 海王星が衝 海王星が最も接近する頃です。
18日 下弦の月 夜明けの頃、南の空で半月が輝きます。
19日 敬老の日 国民の祝日です。
23日 秋分の日 昼と夜の長さがほぼ同じになる日です。太陽は、ほぼ真東からのぼり、真西に沈みます。国民の祝日です。
26日 新月 月明かりのない夜です。

★惑星
・ 水星は、月初は西の空に見られますが、下旬は太陽に近く観察不適です。
・ 金星は、明けの明星として、どの星よりも圧倒的な明るさで輝きます。明るさは-3.9等級です。
・ 火星は、深夜から明け方に観察できます。明るさは-0.1~-0.6等級です。
・ 木星は、27日に衝となり、いよいよ観察シーズンです。明るさは-2.7~-2.8等級です。
・ 土星は、衝を過ぎたばかりで、引き続き観察好期です。明るさは0.3~0.5等級です。

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