★2022年8月の星空情報
頭の上近くには、明るい星3 つを結んでできる夏の大三角が見つかります。こと座のベガ、わし座のアルタイル、はくちょう座のデネブです。ベガはおりひめ星、アルタイルはひこ星で、2つの星の間には天の川がぼんやりと帯状の雲のように見えます。月明かりのない夜、空の暗い場所で見ることができます。南東の空には土星も観察できるようになります。
8月13日を中心として、ペルセウス座流星群が活動します。今年は満月の頃にあたり観察条件は良くありません。
★ ぜひ探してほしい星たち
土星 | リングのある惑星です。肉眼では一等星ほどの明るさで輝いて見えます。 |
アンタレス | さそり座の一等星で、赤い色が良く目立ちます。 |
ベガ | こと座の一等星で、夏の大三角の1つです。北東の空で白く、明るく輝きます。 |
夏の大三角 | こと座のベガ、わし座のアルタイル、はくちょう座のデネブでできる三角形です。 |
★8月の天文現象とこよみ
1~7日 | スターウイーク | 星を見る週間です。今年の標語は「あなたと同じ星が見えたら、しあわせ」。 |
4日 | 旧暦七夕 | 伝統的七夕の日です。 |
5日 | 上弦の月 | 日没の頃、南の空で半月が輝きます。 |
7日 | 立秋(りっしゅう) | 二十四節気の一つで「朝夕が涼しくなり、秋の気配が立つ頃」とされます。 |
11日 | 山の日 | 国民の祝日です。 |
12日 | 満月 | 月の明るい夜です。 |
13日 | ペルセウス座流星群がピーク | 三大流星群のひとつです。今年は、満月の頃で観察条件は良くありません。 |
15日 | 土星が衝 | 土星がいよいよ観察シーズンになります。 |
19日 | 下弦の月 | 夜明けの頃、南の空で半月が輝きます。 |
23日 | 処暑(しょしょ) | 二十四節気の一つで、「暑さが和らぐころ」です。 |
27日 | 新月 | 月明かりのない夜です。 |
28日 | 水星が東方最大離角 | 水星を日没後の西の低空で観察するチャンスです。 |
★惑星★
・ 水星は、28日に東方最大離角となり日没後の西の低空で観察できます。明るさは-0.6~0.3等級です。
・ 金星は、明けの明星として、どの星よりも圧倒的な明るさで輝きます。明るさは-3.8~-3.9等級です。
・ 火星は、深夜から明け方に観察できます。明るさは0.2~-0.1等級です。
・ 木星は、8月は閉館の頃に東の地平線から昇ります。明るさは-2.5~-2.7等級です。
・ 土星は、15日に衝となり衝となり、いよいよ観察シーズンです。明るさは0.4~0.3等級です。