2024.08.10 伝統的七夕&スピカ食

伝統的七夕の夜 おとめ座の純白の一等星
スピカが月に隠される

8月10日 日没後まもなく、おとめ座の一等星スピカ(1.0等)が月(月齢6)に隠されるスピカ食が全国で見られます。日本で見られるスピカ食は11年ぶりとなります。

スピカ食は、佐賀では日没からちょうど一時間後のまだ薄明の残る宵空で始まります。肉眼での観察は困難ですが、双眼鏡や望遠鏡で観察しましょう。スピカは上弦前の月の暗い側から潜入します。月の暗縁は望遠鏡でも見えず、白く輝くスピカは瞬間的に消えてしまいます。そして、約40分後にはスピカが月の明縁側から出現する様子を観察することができます。

この日は、旧暦7月7日で伝統的七夕です。織姫星とひこ星も探してみましょう。伝統的七夕の夜は、月は必ず上弦の頃となり、古人はこの月を天の川の渡し船と見立てていました。

全天には21個の一等星がありますが、月に星食される可能性のある星は、スピカ(おとめ座)のほか、アルデバラン(おうし座)、レグルス(しし座)、アンタレス(さそり座)の4星しかありません。月の軌道の移動のため、星食は約19年周期でシーズンが訪れます。今回のスピカの星食シーズンは、2024年5月~2025年11月の間で、この期間には、地球上のどこかでスピカ食が起こっています。日本では2024年12月25日未明にも好条件のスピカ食が見られます。

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                 ☆8/10(土)伝統的七夕の日&スピカ食

伝統的七夕の夜に上弦の月がおとめ座のスピカを隠す「スピカ食」が好条件で見られます。20時13分ごろに隠されたスピカは20時53分ごろに月の背後から出没します。肉眼では観察は難しい現象なので双眼鏡や望遠鏡で観察しましょう。

時間:説明会19:30~ 観察20:00~21:45
※天候不良時は説明会のみ実施します
対象:どなたでも(子どもは保護者同伴)
参加費:無料(当日参加可)
受付:事前申し込みをされた方には、当日に素敵なプレゼントを進呈します。
下記の申込フォームよりお申込みください。※8/9(金)締切 伝統的七夕の日&スピカ食 申し込みフォーム

 

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