2026夏/科学よもやま話

カブトムシ


小さな頃一度はハマった?カブトムシやクワガタ採り。しかし,身近ではなかなか採集することができなくなりました。どのようなところにカブトムシはいるのでしょうか。
カブトムシはクヌギ,コナラ,ナラガシワなどの樹液に集まってきます。時にはタブノキなどにも集まることがあります。クヌギ林があっても,樹液を出していなければまずいません。カブトムシがよく採れる林は,近所の子供たちが通ってできた道ができています。また,林内を吸蜜に訪れるスミナガシなどのチョウやスズメバチが飛び交っています。そんな林は樹液を出しているクヌギが存在している証拠です。樹液の匂いをそっと嗅いでみましょう。
クヌギの樹液に集まる昆虫は,前述のチョウやハチだけでなく,いろいろな虫たちがやってきます。時にはムカデやゲジなども・・・。観察を続けると,昼と夜で樹液に集まる昆虫が異なることに気づきます。例外もあるものの,昼間はスズメバチ,チョウ,カナブン,コクワガタ,ノコギリクワガタ,ミヤマクワガタ,夜はカブトムシ,カナブン,ヒラタクワガタなどと時間帯で異なります。そのため,お目当てのカブトムシは夜行性なので,夜,採集に行くのが基本です。ある昆虫研究家から「カブトムシは日没前後と夜の10時半頃の2回,樹液に飛んでくるんだよ。」と聞いたことがあります。案の定,10時半頃,遠くから羽音が聞こえてきたときには驚きました。
カブトムシ採集はきっとワクワクした思い出になると思いますが,危険もいっぱいです。ぜひ保護者同伴のもと,昼間の下調べも含めて安全対策をしっかり行ってくださいね。

井上 英史(佐賀市星空学習館 館長)

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2020年秋    シリーズ<有明海の生きもの2>
2020年冬    シリーズ<有明海の生きもの3>
2021年夏    <夏に消える虫>
2021年秋    <「ひっつき虫」とはどんな虫?>
2022年 冬   <星のかたちは?>
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