2021年科学よもやま話/冬

星のかたちは?

夜空の星を絵にかくとき、ほとんどの人は★にかきますね。本当にお星さまには角があるのでしょうか?
答えは「No」で、自分で光を出している星(恒星・こうせい)の形は太陽と同じで〇です。ではなぜ★型に描くのかといえば、角があるように見えているためで、その原因は私たちの身体にあります。明るい星や遠くの街灯、あるいは夜走っている車のヘッドライトを、目を細めて見てください。上下に長く、周りに細かい光線が、まるで星から角が生えたように見えます。長い光線が見える理由の1つは、まぶたに付いている「まつ毛」よる光の回析(回り込み)によるものと考えられており、周りの細かい線は我々の目の中に理由があると考えられています。
では、まつ毛を切り落として星を見た場合は、丸く見えるのか・・。実際に実験をした人がおられるそうで、ちゃんと〇に見えたとのこと。ただし、この実験は皆さんはやめた方がよいと思います。短いまつ毛が生えだした時に上下のまぶたに当たって腫れあがったとの事ですので・・・!みなさんが試したいときは、まつげとともに上下のまぶたを手でおさえて星を見てみる程度がよいでしょう。
執筆:副島 勉(佐賀市星空学習館)

▶写真左:反射式望遠鏡で撮影したシリウス
▶写真右:屈折式望遠鏡で撮影したシリウス
※反射式望遠鏡の作りが影響して「十字」のような光線が写る

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2020年秋    シリーズ<有明海の生きもの2>
2020年冬    シリーズ<有明海の生きもの3>
2021年夏    シリーズ<夏に消える虫>
2021年秋    シリーズ<「ひっつき虫」とはどんな虫?>
2021年 冬   シリーズ<星のかたちは?>

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