2024星ほしぞら通信/夏

日食遠征報告
「19回目の皆既日食」

皆既日食のコロナ(橋本佳久・茨城撮影)
 私の皆既日食観測の願望は、1983年インドネシア・ジョクジャカルタ日食でした。この日食は6月11日におき、丁度私の誕生日と言う事もあり、意を決してツアーに申し込んだのですが、直前に仕事の都合でキャンセルを余儀なくされ、大変残念な思いをしました。続く1988年3月の小笠原日食、これも直前に交通事故に遭い断念。やっと思いが叶った1991年ハワイ日食は皆既直前に発生した雲で涙をのみ、四たび挑戦の1994年11月日食も、最も晴天率の高いペルーの砂漠地帯まで出かけたのですが返り討ちにあい、不戦敗2を加え4連敗と言う散々な結果でした。
 とにかく一度だけでよいから皆既食を見たいとの願望と連敗脱出への意地から、1995年10月のインド日食観測からは、旅行費用を安くするために個人旅行に切り替え現地へ赴く事にしました。この時の日食は「筆舌に尽くしがたい」と言う表現そのもので、1度見るだけで良いと思っていた皆既日食の観測に、今年4月のメキシコ日食までなんと19回もの遠征になってしまいました。
 今後の皆既日食は2026年8月のアイスランド・スペインと2027年8月のモロッコ・エジプト日食ですが、2035年9月2日に、北関東地方で条件の良い皆既日食が観測可能ですので、この日食は万難を排して観測におもむかれる事を強くお勧めします。
観測地(Durango)での集合写真(現地の方と)

執筆: 副島勉(一般社団法人佐賀天文協会 会長)

…「ほしぞら通信」アーカイブ
2022年夏 「4~5月 明け方の惑星の大集合」
2022年秋 「七夕まつりー伝統の節句行事―」
2022年冬 「皆既月食&天王星食観察会」
2023年夏 「大人もハマる!ながーい時間飛ぶ折り紙ヒコーキ作り」
2023年秋 「ペルセウス座流星群をみようinひがさす/8月13日(日)」
2023年冬 「四目(よんもく)釣りで楽しめた「ハゼ釣りとむつごろう観察」」
2024年夏 日食遠征報告「19回目の皆既日食」